- 名称
- 能楽百番 鉢木
- 作者
- 月岡 耕漁
- 制作年代
- 大正11~14年(1922-25)頃
- 寸法
- 幅:25.7cm x 高:38.0cm
- 備考
- 資料番号
- E-169
近代の浮世絵師、月岡耕漁が得意とした能楽絵の内、「能楽百番」連作中の「鉢木」を主題とした図。能楽における鉢木の上演場面を絵画化したもので、常世が招き入れた僧(北条時頼)を温めてもてなそうと、鉢の木の前に進む場面である。現行の能の上演と同様の、雪を模した綿を被せた作り物の松の鉢木を前に、枝を払おうとするシテ方の常世と、脇には妻の白妙が描かれている。