展覧会

特別展示「吉田茂の欅」 ―1964年「オリンピック記念盆栽水石展」出品を記念して―

期間:令和3年7月16日(金)から、当面の間常設展示。
場所:盆栽庭園

東京オリンピックパラリンピックの開催期間に合わせ、昭和39年(1964年)の「オリンピック記念盆栽水石展」(主催:東京都、協賛:日本盆栽協会、会場:日比谷公園)に出品された吉田茂元首相旧蔵の欅(けやき)(A-118)を初公開します。

吉田茂の欅

欅(A-118)/通称「吉田茂の欅」
推定樹齢160年/樹高123cm×幅120cm、大宮盆栽美術館蔵(福永信彦氏寄贈)


本樹の来歴(抄)

・昭和8年(1933年)頃:後に大宮盆栽村に移転する盆栽園が、埼玉県越谷市の農家にあった庭木を採取・鉢上げする。

・昭和28年(1953年):元衆議院議長の福永健司氏の選挙応援で大宮に来ていた吉田茂氏が、九霞園を訪問。「この欅は面白いね」と話し、翌年、伝え聞いた福永健司氏が購入し、吉田茂氏に進呈する。

・昭和30年(1955年):「第30回国風盆栽展」に出品、首相の所蔵する盆栽として人気を得る。

・昭和39年(1964年):「オリンピック記念盆栽水石展」に出品される。

・昭和42年(1967年):吉田茂氏没後に福永健司氏に譲られ、同氏没後、子息である元衆議院議員の福永信彦氏に受け継がれ、九霞園で管理される。

・昭和45年(1970年)3月:日本政府出展「万国博盆栽水石展」に出品。

・平成元年(1989年)4月:「世界盆栽大会」(第1回、旧大宮市)に出品。

・平成27年(2015年)3月:福永信彦氏からさいたま市(大宮盆栽美術館)に寄贈される。

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